浪曲とは、明治時代初期から始まった演芸の一つ。「浪花節」とも言い、三味線を伴奏に用いて物語を語る。
浪花節は古くから伝わる浄瑠璃や説経節、祭文語りなどが基礎になって、大道芸として始まった、
その後明治時代初期、大阪の芸人・浪花伊助が新しく売り出した芸が大うけして、演者の名前から「浪花節」と名付けられた。
庶民的な義理人情に訴える作品が多い事から、転じて「浪花節にでもでてきそうな」という意味で、
義理に流された話を「浪花節的な」あるいは単に「浪花節」と比喩することも多いが、実際は武芸物、出世物、任侠物、悲恋物、ケレン物(お笑い)など多種多様である。